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 三菱電機(株)、11kWのSiCインバーターで、世界最高値となる電力損失約70%低減を実証

発表日:2009.02.18


  三菱電機(株)は、次世代パワー半導体材料として期待されているSiC(炭化ケイ素)を用いた11kWのインバーターが、現在主流のSi(ケイ素)パワーデバイスを用いたインバーターに比べて、電力損失を約70%低減(世界最高値)できることを実証した。低電力損失と大出力が可能なSiCインバーターは、機器の電力利用効率を向上させ、CO2排出量削減効果をもたらすことから実用化が期待されている。同社は今回、SiCデバイスの駆動回路の最適化により電力損失を従来比で約70%低減するとともに、大面積・大容量のSiCデバイス2種類を用いて電流容量を拡大することで、SiCインバーターとして世界最大級の出力11kWを実現した。今後同社は、同デバイスのさらなる低損失化と大容量化を進めるとともに、2010年度を目標に、エアコン、太陽光発電システム用パワーコンディショナー、エレベーターなどの機器への適用を検討していくという。

情報源 三菱電機(株) ニュースリリース
機関 三菱電機(株)
分野 地球環境
キーワード 三菱電機 | インバーター | SiC | 炭化ケイ素 | 電力損失
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