北大と国環研、子どもの「出生時体格」と水銀ばく露等の関係を解析

発表日:2019.02.15

北海道大学と国立環境研究所は、子どもの「出生時体格」と妊娠中の水銀・セレンばく露の関係を解析し、統計学的に有意な関連がわずか、あるいは認められなかったと報告した。出生時体格(体重、身長、頭囲、胸囲など)が小さくなる原因については、さまざまな因子(妊婦の年齢、出産歴・出産様式、妊娠中の習慣など)が関係すると考えられており、海外では胎児期のメチル水銀ばく露の影響を指摘する疫学研究の成果などが報告されている。今回、日本の大規模・長期的な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(愛称:エコチル調査、調査開始年度:平成22年度)」を通じて得た妊婦15,444人の「血中金属類元素データ」等を用いて、当該妊婦集団を血中の水銀濃度等に応じてグループ分けし、統計的な手法(重回帰分析、ロジスティック回帰分析)により解析したところ、1)出生体重および出生頭囲とわずかに関連が認められたものの、2)妊婦の血中セレン濃度と出生時体格との間に関連は認められなかったという。

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