三重大など、ゼブラフィッシュを用いた羽毛の安全性評価技術を実用化

発表日:2019.03.19

三重大学と河田フェザー(株)(三重県多気郡明和町)は、ゼブラフィッシュ(学名:Danio rerio)を用いた羽毛の安全性評価技術の有効性を確認し、技術移転先における試験の受託を2019年3月から開始すると発表した。ダウンジャケットや布団などの製品が普及するなか、精製処理が不十分な「汚染羽毛」や、品質試験をすり抜けるための偽装を施した「グルーダウン」の流通が顕在化しており、海外ではこれらに付着している薬剤・化学物質等の暴露による健康被害(肺炎やアレルギー疾患)が報告されている。両者は、物性試験を主とする現行の品質試験では羽毛原料の安全性確保が困難であることから、2017年に羽毛の安全性試験法開発に着手した。マウス・ラットに続く第3の実験動物とも呼ばれる「ゼブラフィッシュ」に係る既往研究の成果を踏まえて、EUの動物実験代替法に基づく毒性試験法を開発・試行した結果、同種の正常個体割合によって精製羽毛とグルーダウン等を明確に判別できることが確認された。5年以内に同法の世界標準化の達成を目指すという。

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