長崎大学と下関市立豊田ホタルの里ミュージアムの研究グループは、長崎県五島列島(宇久島、中通島、若松島、福江島)におけるより速く(1秒に1回)明滅する「五島列島型」ゲンジボタルの分布を報告した。ゲンジボタルは、ゆっくりと(4秒に1回)明滅する東日本型、速く(2秒に1回)明滅する西日本型、東日本と西日本の中間付近の中間型(3秒に1回)が知られている。先行研究においては、対馬のゲンジボタルの明滅パターンや遺伝子解析も実施されていたが、五島列島についてはほとんど注目されていなかった。今回、同研究グループは、五島列島のゲンジボタルの明滅パターンと遺伝子解析を実施し、五島列島のゲンジボタルが、長崎県本土のものとも異なり、1秒に1回明滅する個体群として分布していることを明らかにした。この研究をきっかけとして、五島列島の貴重な自然や生物に注目が集まり、未だ解明されていない地域レベルの研究が進展することが期待されるという。
情報源 |
長崎大学 学術情報
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機関 | 長崎大学 下関市立豊田ホタルの里ミュージアム |
分野 |
自然環境 |
キーワード | 宇久島 | 長崎大学 | 遺伝子解析 | 豊田ホタルの里ミュージアム | 中通島 | 若松島 | 福江島 | 五島列島型 | ゲンジボタル | 明滅パターン |
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