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 近大、アドベンチャーワールドにおけるキングペンギンの人工授精に貢献

発表日:2020.03.02


  近畿大学は、アドベンチャーワールド(所在地:和歌山県白浜町)におけるキングペンギンの人工授精に成功し、研究成果や開発技術を活かした今後の取組などを発表した。アドベンチャーワールドは、開園当初から各種ペンギンの飼育を行っており、1990年に自然界で暮らすペンギンコロニーの再現を目指すプロジェクトを立上げ、人工孵化や育雛による繁殖の実績をあげている。同大学は、2017年3月に同施設の運営会社である(株)アワーズと産学連携協定を締結し、展示・希少動物の繁殖のための共同研究の一環として、精子等の遺伝資源の保存技術開発を進めている。今回、人工的に精液を採取する技術は確立されているものの、国内では人工授精が1例しか報告されていない「キングペンギン」について、同大学との共同研究に基づき、人工授精が行われ、2020年1月31日にメスの雛が誕生した(孵化日数:56日)。精子の運動性を維持する凍結保存方法の開発まで完了しており、今後は凍結保存した精子による人工授精を試みるという。

情報源 近畿大学 プレスリリース
アドベンチャーワールド TOPICS
機関 アドベンチャーワールド 近畿大学
分野 自然環境
キーワード 近畿大学 | 繁殖 | 遺伝資源 | 希少動物 | アドベンチャーワールド | 白浜町 | 産学連携協定 | キングペンギン | 人工授精 | 凍結保存方法
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