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 国環研、スマホで参加できる外来魚「アメリカナマズ」の全国調査を実施

発表日:2021.03.25


  国立環境研究所琵琶湖分室は、外来魚「チャネルキャットフィッシュ(通称:アメリカナマズ)」について、スマートフォンアプリを用いた市民参加による全国的な分布調査を実施する。同種は、食用目的で国内に移入され、養殖場から逃げ出すなどしたものが各地の淡水域に定着、1995年ごろから個体数が急増し、特定外来生物(2005年)・緊急対策外来種(2018年)に指定されている。これまでに国内12水系で捕獲記録はあるが、各水系における個体数や詳細な分布域は分かっておらず、また他の水系でも定着している可能性があり、全国規模での調査が必要だった。今回、京都大学発ベンチャーの(株)バイオームが提供するアプリを活用して調査を行う。このアプリは、環境省「気候変動いきもの大調査」などで活用されており、「生き物」の写真を撮り投稿するだけで誰でも簡単に使用できる。投稿されたアメリカナマズの情報は、国立環境研究所に提供され、「分布地図」作成および効果的なモニタリング・防除策の検討などに活用されるという。

情報源 国立環境研究所 新着情報
機関 国立環境研究所 (株)バイオーム
分野 自然環境
キーワード 国立環境研究所 | 市民参加 | 特定外来生物 | 緊急対策外来種 | 大学発ベンチャー | スマートフォンアプリ | バイオーム | 琵琶湖分室 | チャネルキャットフィッシュ | アメリカナマズ
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