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 多摩動物公園、小笠原固有のカタツムリの展示を開始

発表日:2021.06.03


  多摩動物公園(運営:(公財)東京動物園協会、所在地:日野市)は、2021年6月4日から「アナカタマイマイ(学名:Mandarina hirasei)」の展示を始める。2017年9月より、東京動物園協会は環境省からの協力要請を受け、絶滅が危惧されている小笠原諸島固有の陸産貝類のうち2種(アナカタマイマイ、カタマイマイ)の飼育を始めていた。多摩動物公園はアナカタマイマイの飼育を担当し、2018年には卵の孵化が確認された。同園は、その後は遺伝的多様性を考慮した繁殖計画に沿って飼育を続けるとともに、展示の準備も進めてきた。2021年6月で小笠原諸島が世界自然遺産に指定されてから10年を迎えることから、小笠原諸島の固有種であるアナカタマイマイを通じて、小笠原陸産貝類や小笠原の自然環境の保護に意識を向けてほしいと考え、今回、展示に踏み切った。なお、新型コロナウイルスの感染拡大のため、入園の際は整理券の申込が必要。

情報源 東京ズーネット ニュース
機関 多摩動物公園
分野 自然環境
キーワード 小笠原諸島 | 固有種 | 繁殖 | 飼育 | 遺伝的多様性 | 日野市 | 多摩動物公園 | 東京動物園協会 | 孵化 | アナカタマイマイ
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