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 弘前大、りんご和紙の製品化に向けて前進

発表日:2021.12.27


  弘前大学は、未利用資源「りんご剪定枝」を原料とする青森県産「和紙」に係る取組の一環として、りんごジュース用ラベルとシードル等の貼箱(化粧箱)を試作した。同大学は、「ひろさき産学官連携フォーラム(事務局:弘前市/弘前大学)」のなかに産学官連携による共同研究組織「りんご/さくら和紙研究会(設立年月:2020年10月)」を立ち上げ、りんご生産者から支給された剪定枝のパルプ化、手漉き和紙の作製および基本物性・強度試験などに取り組んできた。手漉き和紙については、職人がロウ付けとか絵付けを行う「ねぷた」工芸品への活用が期待されているが、1枚1枚厚さが違うため、味わい深さはあるものの印刷用紙としては不向きであった。今回、令和3年度「むつ小川原地域・産業振興プロジェクト支援事業」の助成を受けて、機械漉きの検討が行われ、量産化の道筋が拓かれた。また、JA相馬村や企業の協力のもと、地域ニーズが確認されているりんごジュース用ラベル等の試作品開発に成功した。引き続き、製紙プロセスの検討や調査・各種試験等を行い、製品化を目指すと述べている。

情報源 弘前大学 トピックス
機関 弘前大学
分野 ごみ・リサイクル
環境総合
キーワード ラベル | 青森県 | 和紙 | ひろさき産学官連携フォーラム | りんご/さくら和紙研究会 | りんご剪定枝 | 貼箱 | むつ小川原地域・産業振興プロジェクト支援事業 | 機械漉き | 製紙プロセス
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