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 浜松市、希少な海鳥「コアジサシ」を守るため寄附金を募る

発表日:2022.06.03


  浜松市は、コアジサシ(学名:Sternula albifrons)の繁殖地を保全するため、クラウドファンディングによる資金調達を実施すると発表した。コアジサシは、カモメ科の小型の鳥類で、夏の間、日本で繁殖し、秋になると越冬のため海外に飛び立つことが知られている。体は白色、翼から背にかけては薄い灰色で、頭には黒い帽子をかぶったような模様があり、くちばしは黄色で先端が黒色となっている。そのコアジサシは絶滅が危惧されており、環境省のレッドリストで絶滅危惧II類に、静岡県のレッドリストでは絶滅危惧IB類に位置づけられています。また、日米、日中、日豪との「二国間渡り鳥等保護条約」に基づき、コアジサシを国際希少野生動植物種にも指定されている。浜松市では、海岸の一部を保護柵で囲い、人の立ち入りを制限することでコアジサシの繁殖地を保全している。今回、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」においてガバメントクラウドファンディングに挑戦する。寄付金はロープ柵を打ち直す工事費として活用する予定。なおガバメントクラウドファンディングでは寄付者は税金の控除などのメリットもある。

情報源 浜松市 報道発表資料
機関 浜松市
分野 自然環境
キーワード 渡り鳥 | 絶滅危惧種 | 浜松市 | 寄付 | コアジサシ | 繁殖地 | クラウドファンディング | ガバメントクラウドファンディング | 保護柵 | ふるさとチョイス
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