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 公害健康被害補償不服審査会、10件を裁決

発表日:2022.12.23


  環境省は、公害健康被害補償不服審査会が「公害健康被害の補償等に関する法律」及び「石綿による健康被害の救済に関する法律」に基づき10件の裁決を行ったと発表した。公害健康被害補償不服審査会は、公害健康被害の補償等に関する法律基づく審査機関として、昭和49年に設置され、1)公害健康被害の補償等に関する法律に基づく都道府県知事等の認定又は補償給付の支給に関する処分、2)石綿による健康被害の救済に関する法律に基づく独立行政法人環境再生保全機構の認定又は救済給付の支給に関する処分を行うもの。今回、「公害健康被害の補償等に関する法律」に基づき、水俣病にり患した旨の認定を行わないとする処分を不服とした審査請求4件、大気系疾病にり患したと認定された者の遺族から、遺族補償費、遺族補償一時金を支給しないとする処分を不服とした審査請求1件について採決を行った。また、「石綿による健康被害の救済に関する法律」に基づき、指定疾病にかかった旨の認定を行わないとする処分を不服とした3件、特別遺族弔慰金及び特別葬祭料の支給を受ける権利の認定を行わないとした処分を不服とした2件の裁決を行った。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 大気環境
キーワード 公害 | 健康被害 | 水俣病 | 石綿による健康被害の救済に関する法律 | 公害健康被害補償不服審査会 | 公害健康被害の補償等に関する法律 | 大気系疾病 | 遺族補償一時金 | 遺族補償
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