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 第17回日中韓化学物質管理政策対話、韓国・済州島で開催

発表日:2023.11.17


  環境省は、令和5年11月8日から10日に韓国・済州島で開催された「第17回日中韓化学物質管理政策対話」の結果を公表した。11月8日開催の日中韓の化学物質管理に関する専門家会合では、生態毒性試験の実施手法の調和に向け、藻類生長阻害試験の共同研究の日中韓の比較結果が取りまとめられた。また、既存化学物質のリスク評価や代替毒性試験の技術的手法の情報交換を行った。11月9日の中韓政府事務レベル会合では、日本からは化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律の事前審査とリスク評価の最新の状況、POPsに関するストックホルム条約への対応、化学物質分野での国際発信の状況、低懸念ポリマーの取扱、化学物質の輸入時の対応等。中国からは新化学物質管理登記弁法と新汚染物質管理行動計画に関する最新動向、内分泌かく乱物質に関する取組状況、新規化学物質管理における高分子管理と新規用途環境管理制度等を紹介した。韓国からは主要な化学物質管理規制関係法の概要と最新の見直し結果、POPsに関するストックホルム条約への対応、殺生物剤の安全管理システム等が紹介され相互理解を深めた。11月10日には、380名が出席した日中韓の化学物質管理政策に関する公開セミナーが開催されたという。次回は、令和6年に中国で開催される予定。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 健康・化学物質
キーワード ストックホルム条約 | POPs | 韓国 | 済州島 | 内分泌かく乱物質 | 生態毒性試験 | 日中韓化学物質管理政策対話 | 藻類生長阻害試験 | 殺生物剤安全管理システム
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