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 東北電力(株)、石炭火力発電所2ヶ所に木質バイオマス燃料を導入

発表日:2010.11.15


  東北電力(株)は、同社の石炭火力発電所2ヶ所(能代火力発電所、原町火力発電所)で、木質バイオマス燃料(木質チップ)を導入すると発表した。今回の取り組みでは、それぞれの発電所が立地する地域を中心とする地元の森林資源を有効活用するため、未利用材(原木のうち建築用材などとして利用されない部分)を原料に、チップ加工会社などがチップを加工し、同社が調達・使用する。この取り組みを通じて、1)両発電所のCO2排出量削減(合計で年間約8万トン-CO2)、2)地元の未利用材を原料とした木質バイオマス燃料の安定的な調達・消費による、地域の森林資源の有効活用促進、3)未利用材の林地残置の減少などによる森林環境保全、4)地産地消による地域林業の活性化への貢献、といった導入効果が期待できるという。同社は今後、両発電所における木質バイオマス燃料の受入設備の建設など、導入に向けた諸準備を進め、平成23年12月頃から運用を開始する予定。

情報源 東北電力(株) プレスリリース
機関 東北電力(株)
分野 地球環境
ごみ・リサイクル
キーワード バイオマス燃料 | CO2 | 木質チップ | 森林資源 | 東北電力 | 環境保全 | 林業 | 地産地消 | 火力発電所 | 未利用材
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