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 (株)矢野経済研究所、国内振動・熱電発電デバイス市場に関する調査結果2011を発表

発表日:2011.05.17


  (株)矢野経済研究所は、国内の振動・熱電発電デバイス市場に関する調査を実施し、その結果を「2011年版 振動・熱電発電デバイス市場の現状と将来展望」にまとめた。振動発電とは、身の回りの振動を電気エネルギーに変換する技術のことで、床タイプの発電システムや、工事現場で利用されるマットタイプのセンシングデバイス、団扇や靴、カバン等がある。熱電発電とは、ゼーベック効果を利用して熱エネルギーを電気エネルギーに変換する技術のことで、廃熱を有効利用した工業炉や焼却炉・産業機器、自動車、太陽熱発電向けなどのデバイスが開発されている。同報告書によると、振動発電デバイスの2010年度の国内市場規模は2,700万円で、2014年度には18億4,500万円と予測され、2013年度には振動発電デバイスが搭載されたTVリモコンなどが登場すると期待される。また、熱電発電デバイスの2010年度の国内市場規模は2,500万円で、2014年度には10億9,800万円と予測され、2013~2014年頃には国内の熱電発電デバイスメーカーの製品が概ね市場に出揃い、徐々に導入件数は増加する模様という。

情報源 (株)矢野経済研究所 YRIマーケットNow!
機関 (株)矢野経済研究所
分野 地球環境
キーワード 市場調査 | 廃熱 | 熱電発電 | 振動発電 | デバイス | 矢野経済研究所 | ゼーベック効果
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