(株)東芝は、放射線を可視化するポータブルガンマカメラ装置の販売および撮影サービスの提供を、2012年4月から開始したと発表した。同装置は、放射線センサで測定したガンマ線とビデオカメラで撮影した映像を、信号処理装置で重ね合わせることにより、放射線量が高い場所を赤く、線量が低くなるにつれ黄色、緑、青と色を変えて表示し、色で識別することができる。また、短時間で広範囲を計測することができるため、局地的に放射線量が高い「ホットスポット」の特定も容易となり、除染作業の効率化を図ることができる。同社では、2011年12月に発表して以来、福島市実施の実証実験に参加するとともに、地方自治体などに提案活動を行ってきた。今回、同装置の実用化に向けた性能及び効果を確認するとともに、改めて自治体などからのニーズが高いことを認識したことから、今後本格化する被災地の除染活動に貢献できるよう生産体制を構築し、販売及びサービスの提供を開始することを決定した。また、これまで提案してきた三脚による固定方式の撮影に加え、道路などを効率よく撮影するため、車両に装置を搭載した撮影方式も提案していくという。
情報源 |
(株)東芝 ニュースリリース
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機関 | (株)東芝 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 東芝 | 可視化 | カメラ | ホットスポット | 映像 | 放射線 | 放射線量 | 除染 | 福島市 | ガンマ線 |
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