中国、NGOとともに天山山脈でユキヒョウ保護活動を開始

新疆ウイグル自治区で2018年8月18日、天山山脈東部のユキヒョウ保護パイロットプロジェクトが、世界自然保護基金チャイナ(WWF-China)と地元の森林・野生生物当局が締結した協力覚書に基づき発足した。中国側からは中国科学院(CAS)新疆生態地理研究所(XIEG)の研究者が参加する。当地は乾燥した内陸で、中国の最優先保護動物の一つであるユキヒョウなど希少な生物種の生息地である。プロジェクトでは、赤外線カメラの増設、ユキヒョウ保護専門員の育成、パトロールの強化、生息地の保全及び啓発活動を行う。中国西部は、世界でもユキヒョウの分布がもっとも集中した地域で、世界の成獣総数6000頭足らずのうち60%以上が生息し、中でも天山に多いという。ユキヒョウはここ数十年、生息地の破壊、密猟、食料の減少、気候変動などの原因で減少を続けており、国際自然保護連合(IUCN)レッドリストの危急種にあげられている。WWFは、中国のほかロシア、モンゴル、ネパールなどユキヒョウの分布する国のほとんどで保護プログラムを実施している。

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