大阪大学と(株)日立製作所の研究グループは、シリコン・ゲルマニウム系(Si-Ge系)熱電変換素子材料の高効率化技術を発表した。熱電発電技術のより広範な利活用に向けて、廃熱や生体熱などの微小エネルギーを利活用する「微小環境発電(エナジー・ハーベスティング)」に関する研究やさまざまな熱電材料の創製が進められている。既にビスマス・テルル系やシリコン・ゲルマニウム系(Si-Ge系)などの熱電変換素子材料が実用化されているが、Si-Ge系については1000 K(約700 ℃)付近で発電できるものが中心となっている。同研究グループは室温付近で高い熱電変換出力因子を示す物質「YbSi2(イッテルビウムシリサイド)」を見出し、さらにSi(シリコン)をGe(ゲルマニウム)に置換した「YbSiGe(イッテルビウムシリコンゲルマニウム)」を開発した。また、その熱電変換出力因子を評価したところ、室温から100℃付近までの低温域でビスマス・テルル系材料を超える性能を有していることを確認した。自動車の排熱回生システム等への応用が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 大阪大学 研究情報 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 阪大など、熱電変換素子材料(Si-Ge系)の高効率化技術を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2018/11/07 |
要約 | 大阪大学と(株)日立製作所の研究グループは、シリコン・ゲルマニウム系(Si-Ge系)熱電変換素子材料の高効率化技術を発表した。熱電発電技術のより広範な利活用に向けて、廃熱や生体熱などの微小エネルギーを利活用する「微小環境発電(エナジー・ハーベスティング)」に関する研究やさまざまな熱電材料の創製が進められている。既にビスマス・テルル系やシリコン・ゲルマニウム系(Si-Ge系)などの熱電変換素子材料が実用化されているが、Si-Ge系については1000 K(約700 ℃)付近で発電できるものが中心となっている。同研究グループは室温付近で高い熱電変換出力因子を示す物質「YbSi2(イッテルビウムシリサイド)」を見出し、さらにSi(シリコン)をGe(ゲルマニウム)に置換した「YbSiGe(イッテルビウムシリコンゲルマニウム)」を開発した。また、その熱電変換出力因子を評価したところ、室温から100℃付近までの低温域でビスマス・テルル系材料を超える性能を有していることを確認した。自動車の排熱回生システム等への応用が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】大阪大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】大阪大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】日立製作所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】日立製作所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | イッテルビウムシリコンゲルマニウム、日立製作所、大阪大学、熱電発電、熱電変換素子、熱電材料、エナジー・ハーベスティング、ビスマス・テルル系、熱電変換出力因子、イッテルビウムシリサイド |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 101217 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2018/11/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=25701 |
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