2019年砂漠化および干ばつと闘う国際デー、土地劣化中立達成へ向けた取り組みを呼びかけ

国連気候変動枠組条約(UNFCCC)は、国連砂漠化対処条約(UNCCD)の採択から25年目にあたる2019年の「砂漠化および干ばつと闘う国際デー」(6月17日)に、土地劣化中立の実現は貧困削減、食料・水の安全保障、気候変動の緩和・適応等の基盤となるとのメッセージを送った。また国連事務総長は、世界で毎年240億トンの肥沃な土壌が失われていると指摘し、砂漠化対処を持続可能な開発目標(SDGs)達成の責務として認識するよう促した。UNCCDによると、約170カ国が未だ砂漠化や土地劣化、干ばつの影響を受けているが、過去25年間で実施された持続可能な土地管理方法の成果も確認されているという。例えば、アフリカのサヘル地域では500万ha以上の劣化した土地が「農家管理による自然再生」により回復し穀物生産が増加。アグロフォレストリー(森林保護と両立した農法)は特にブラジルやインドネシア等で成果が得られたという。国際デーに合わせ開催中の国際土壌会議では、土壌・土地資源の現在・今後の動向分析、土地劣化中立の原則に基づく新政策の策定等が行われる。

配布情報

識別情報

メタデータの情報

関連するコンテンツ

  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。