長崎大学と京都大学は、圃場整備により水田と水路の間に段差が生じ、水田生態系への影響が生じることを、生態系の上位捕食者であるタガメの窒素・炭素安定同位体分析により評価した。水田は自然湿地の代わりとして生物にとって重要な役割を果たすが、排水を促すために水路との段差を大きくした圃場においては、魚が水田に入れないだけでなく、魚の捕食者にも影響が生じる。同研究グループは、水田-水路段差の有無で、タガメまでの食物連鎖の長さの違いを、タガメの足先の組織や脱皮殻の安定同位体を分析することにより評価した。その結果、段差のある水田のタガメは、段差のない生息地のものに比べ、食物連鎖の長さが短いことが明らかとなった。この研究成果は、水田生態系における物理的な変化が、生態系ネットワークおよび食物連鎖にとって重要であることを示すものであるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 長崎大学 学術情報一覧 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 長崎大と京大、圃場整備による水田生態系への影響を「タガメ」の同位体分析により評価 |
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日付1 |
刊行日: 2019/08/08 |
要約 | 長崎大学と京都大学は、圃場整備により水田と水路の間に段差が生じ、水田生態系への影響が生じることを、生態系の上位捕食者であるタガメの窒素・炭素安定同位体分析により評価した。水田は自然湿地の代わりとして生物にとって重要な役割を果たすが、排水を促すために水路との段差を大きくした圃場においては、魚が水田に入れないだけでなく、魚の捕食者にも影響が生じる。同研究グループは、水田-水路段差の有無で、タガメまでの食物連鎖の長さの違いを、タガメの足先の組織や脱皮殻の安定同位体を分析することにより評価した。その結果、段差のある水田のタガメは、段差のない生息地のものに比べ、食物連鎖の長さが短いことが明らかとなった。この研究成果は、水田生態系における物理的な変化が、生態系ネットワークおよび食物連鎖にとって重要であることを示すものであるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】長崎大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】長崎大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 京都大学、水田、食物連鎖、生態系ネットワーク、長崎大学、水田生態系、圃場整備、タガメ、窒素・炭素安定同位体分析 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 103614 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/08/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27521 |
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