信州大学と国立環境研究所は、大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(愛称:エコチル調査)」において、有機溶剤(塗料、染料、接着剤)やホルムアルデヒドへの妊娠中のばく露と出生児の「先天性形態異常」の関係を分析し、男児外性器異常の発症率が高まるという見解を発表した。今回の分析には、妊婦約10万人の全国調査データのうち、自宅の内装工事や仕事による有機溶剤等へのばく露の有無や、5つの先天性形態異常(男児外性器異常、先天性心疾患、四肢形成異常、口唇口蓋裂、消化管閉鎖)に関する生後1か月までの診断結果がそろっている67,503人(児の性比:男児34,342人、女児33,161人)のデータが使用された。妊娠中に有機溶剤等へのばく露があったと思われる母親は8,411人、先天性形態異常と診断された児は1,390人となっており、ロジスティック回帰分析では、ばく露した母親から産まれた男児の外性器異常(停留精巣、尿道下裂)のみ有意な関係が認められ、発症率が1.81倍になることが明らかとなった(ばく露の無いグループ比)。
情報源 |
【オンライン情報源1】 国立環境研究所 新着情報 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 信州大と国環研、有機溶剤へのばく露による「先天性形態異常」増大の可能性を報告 |
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日付1 |
刊行日: 2019/08/28 |
要約 | 信州大学と国立環境研究所は、大規模な疫学調査「子どもの健康と環境に関する全国調査(愛称:エコチル調査)」において、有機溶剤(塗料、染料、接着剤)やホルムアルデヒドへの妊娠中のばく露と出生児の「先天性形態異常」の関係を分析し、男児外性器異常の発症率が高まるという見解を発表した。今回の分析には、妊婦約10万人の全国調査データのうち、自宅の内装工事や仕事による有機溶剤等へのばく露の有無や、5つの先天性形態異常(男児外性器異常、先天性心疾患、四肢形成異常、口唇口蓋裂、消化管閉鎖)に関する生後1か月までの診断結果がそろっている67,503人(児の性比:男児34,342人、女児33,161人)のデータが使用された。妊娠中に有機溶剤等へのばく露があったと思われる母親は8,411人、先天性形態異常と診断された児は1,390人となっており、ロジスティック回帰分析では、ばく露した母親から産まれた男児の外性器異常(停留精巣、尿道下裂)のみ有意な関係が認められ、発症率が1.81倍になることが明らかとなった(ばく露の無いグループ比)。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】信州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】信州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】国立環境研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立環境研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 健康・化学物質 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 有機溶剤、国立環境研究所、信州大学、エコチル調査、子どもの健康と環境に関する全国調査、先天性形態異常、内装工事、ロジスティック回帰分析、外性器異常 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 103772 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/08/29 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27638 |
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