(国研)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、微生物燃料電池(MFC)の出力電圧を上昇させて、CO2濃度の測定とデータ送信ができるシステムを開発した。MFCは、環境中に存在する有機物を分解して発電する細菌(発電細菌)を利用する装置で、通信機能を持つセンサーなどを常時稼働させるための電源のひとつと見られている。しかし、従来型MFCの電極素材には高価な材料が使用されており、劣化しやすい材質であることがMFCの実用化の妨げとなっていた。同機構は、「炎酸化ステンレス鋼」を負極材料に使用してMFCの作製コストを1/10以下(従来MFC比)に低減するとともに、旭化成エレクトロニクスの開発したエナジーハーベスタと組み合わせることで出力電圧を3.3 V(従来:0.2~0.6 V程度)に昇圧させることに成功した。水田や池などに設置したMFC電源によりCO2濃度を連続的に測定し、測定データを10 km以上離れた場所に無線送信できることが確認されており、スマート農業や、地球温暖化の動態解析などへの貢献が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 農業・食品産業技術総合研究機構 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 農研機構など、水田や池で活用できるスマートな自立駆動型CO2センサーを開発 |
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日付1 |
刊行日: 2019/09/27 |
要約 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、微生物燃料電池(MFC)の出力電圧を上昇させて、CO2濃度の測定とデータ送信ができるシステムを開発した。MFCは、環境中に存在する有機物を分解して発電する細菌(発電細菌)を利用する装置で、通信機能を持つセンサーなどを常時稼働させるための電源のひとつと見られている。しかし、従来型MFCの電極素材には高価な材料が使用されており、劣化しやすい材質であることがMFCの実用化の妨げとなっていた。同機構は、「炎酸化ステンレス鋼」を負極材料に使用してMFCの作製コストを1/10以下(従来MFC比)に低減するとともに、旭化成エレクトロニクスの開発したエナジーハーベスタと組み合わせることで出力電圧を3.3 V(従来:0.2~0.6 V程度)に昇圧させることに成功した。水田や池などに設置したMFC電源によりCO2濃度を連続的に測定し、測定データを10 km以上離れた場所に無線送信できることが確認されており、スマート農業や、地球温暖化の動態解析などへの貢献が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】農業・食品産業技術総合研究機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】農業・食品産業技術総合研究機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】旭化成エレクトロニクス 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】旭化成エレクトロニクス 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | エナジーハーベスタ、地球温暖化、水田、CO2濃度、農研機構、スマート農業、発電細菌、微生物燃料電池、MFC、旭化成エレクトロニクス |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104073 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/09/30 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27866 |
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