筑波大学、福島県および京都大学の研究グループは、人間活動のない森林よりも、人間活動のある地域(水田・畑・都市)の方が、「懸濁態放射性セシウム濃度」の低下速度が速いことを解明したと発表した。懸濁態放射性セシウムとは、土砂などに付着した放射性セシウムのこと。同研究グループは、東京電力福島第一原子力発電所の事故から5年間(2011年6月~2015年8月)、河川を通して放射性セシウムの流出について詳細な測定を行い、今回の知見を得た。得られた知見として、1)阿武隈川水系の長期モニタリングサイトでは、事故後約1年までの期間で、チェルノブイリ原発事故後のプリチャピ川と比べても大きな減少をしていた。2)初期の放射性セシウムの発生源は、阿武隈川の流域面積の38%を占める水田・耕作地・市街地であり、ここから全放出量の85%の放射性セシウムが流出していた。3)そのため、事故発生後から1年後までに、それら人間活動のある地域からの放射能濃度は大きく低下し、その後は緩やかな減少傾向となったという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 筑波大学 注目の研究 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 筑波大など、人間活動のある地域で放射性セシウム濃度の低下が顕著と報告 |
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日付1 |
刊行日: 2019/10/03 |
要約 | 筑波大学、福島県および京都大学の研究グループは、人間活動のない森林よりも、人間活動のある地域(水田・畑・都市)の方が、「懸濁態放射性セシウム濃度」の低下速度が速いことを解明したと発表した。懸濁態放射性セシウムとは、土砂などに付着した放射性セシウムのこと。同研究グループは、東京電力福島第一原子力発電所の事故から5年間(2011年6月~2015年8月)、河川を通して放射性セシウムの流出について詳細な測定を行い、今回の知見を得た。得られた知見として、1)阿武隈川水系の長期モニタリングサイトでは、事故後約1年までの期間で、チェルノブイリ原発事故後のプリチャピ川と比べても大きな減少をしていた。2)初期の放射性セシウムの発生源は、阿武隈川の流域面積の38%を占める水田・耕作地・市街地であり、ここから全放出量の85%の放射性セシウムが流出していた。3)そのため、事故発生後から1年後までに、それら人間活動のある地域からの放射能濃度は大きく低下し、その後は緩やかな減少傾向となったという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】筑波大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】筑波大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】福島県環境創造センター 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】福島県環境創造センター 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | チェルノブイリ原発事故、モニタリング、京都大学、土地利用、福島県、福島第一原子力発電所、放射性セシウム、筑波大学、懸濁態放射性セシウム濃度、阿武隈川 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104135 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/10/04 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27915 |
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