関西学院大学は、高等部の教諭が所属する研究グループ(構成:同教諭ほか、国立科学博物館、三重県総合博物館および京都大学の研究者)による、日本国内のヤリタナゴに関する研究成果を紹介した。同種は本州・四国・九州の河川や農業用水路に広く分布するコイ科の淡水魚で、産卵期には鮮やかな婚姻色が現れることから観賞魚や釣りの対象として人気がある。今回、標本の系統解析とミトコンドリアが持つDNA塩基配列の違いを分析したところ、同種は7つの地域固有グループで構成されていることが示唆された。また、自然分布域と考えられてきた関東地方のヤリタナゴは固有の遺伝子を持っておらず、かつての地域固有グループが近畿地方や東海地方からの人為移植によって置き換わってしまった可能性があることや、人為移植による「遺伝的撹乱」の現状が明らかになった。環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されているヤリタナゴの保全を進めていく上で、重要な知見が得られたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 関西学院大学 報道発表 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 関西学院大、ヤリタナゴの遺伝的固有性の解明につながる知見を発表 |
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日付1 |
刊行日: 2019/10/28 |
要約 | 関西学院大学は、高等部の教諭が所属する研究グループ(構成:同教諭ほか、国立科学博物館、三重県総合博物館および京都大学の研究者)による、日本国内のヤリタナゴに関する研究成果を紹介した。同種は本州・四国・九州の河川や農業用水路に広く分布するコイ科の淡水魚で、産卵期には鮮やかな婚姻色が現れることから観賞魚や釣りの対象として人気がある。今回、標本の系統解析とミトコンドリアが持つDNA塩基配列の違いを分析したところ、同種は7つの地域固有グループで構成されていることが示唆された。また、自然分布域と考えられてきた関東地方のヤリタナゴは固有の遺伝子を持っておらず、かつての地域固有グループが近畿地方や東海地方からの人為移植によって置き換わってしまった可能性があることや、人為移植による「遺伝的撹乱」の現状が明らかになった。環境省レッドリストで準絶滅危惧種に指定されているヤリタナゴの保全を進めていく上で、重要な知見が得られたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】関西学院高等部 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】関西学院高等部 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】国立科学博物館 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立科学博物館 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】三重県総合博物館 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】三重県総合博物館 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)4 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 移植、京都大学、国立科学博物館、保全、環境省レッドリスト、系統解析、関西学院大学、三重県総合博物館、ヤリタナゴ、遺伝的撹乱 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104393 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/11/01 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28095 |
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