神戸大学は、糊の原料や食材として活用されている「フノリ」の未分類種を複数発見し、日本は種の多様性が高い地域であることを確認した。フノリの仲間は世界に5種存在しており、そのうち3種(フクロフノリ、マフノリ、ハナフノリ)が日本に分布していると認識されていた。今回、同大学を中心とする研究グループは、分子系統学的な解析を行い、フクロフノリとされてきたものは4、5種が混同されてきたものであることや、北海道・東北に分布している種はロシアのタイプ標本(学名の基準となる標本)と一致していることを明らかにした。また、ハナフノリとされてきたものには2種が混同しており、19世紀にアイルランドの研究者によって分類・命名された標本と比較した結果、独立したフノリ属の1種を見出し、リュウキュウフノリと命名した。一方、韓国で発見された種が日本では初めて九州で確認できたことから、一連の研究を通じて、日本に分布するフノリ属は合計10種類以上であることを明らかにできたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 神戸大学 研究ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 神戸大など、日本に分布する「フノリ(布海苔)」の多様性を解明 |
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日付1 |
刊行日: 2019/10/31 |
要約 | 神戸大学は、糊の原料や食材として活用されている「フノリ」の未分類種を複数発見し、日本は種の多様性が高い地域であることを確認した。フノリの仲間は世界に5種存在しており、そのうち3種(フクロフノリ、マフノリ、ハナフノリ)が日本に分布していると認識されていた。今回、同大学を中心とする研究グループは、分子系統学的な解析を行い、フクロフノリとされてきたものは4、5種が混同されてきたものであることや、北海道・東北に分布している種はロシアのタイプ標本(学名の基準となる標本)と一致していることを明らかにした。また、ハナフノリとされてきたものには2種が混同しており、19世紀にアイルランドの研究者によって分類・命名された標本と比較した結果、独立したフノリ属の1種を見出し、リュウキュウフノリと命名した。一方、韓国で発見された種が日本では初めて九州で確認できたことから、一連の研究を通じて、日本に分布するフノリ属は合計10種類以上であることを明らかにできたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】神戸大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】神戸大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 分子系統学、新種、神戸大学、フノリ、種の多様性、フクロフノリ、ハナフノリ、タイプ標本、リュウキュウフノリ、フノリ属 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104445 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/11/08 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28147 |
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