大阪大学は、セルロースナノファイバーから作製した透明な紙(ナノペーパー)を基板とする、センサ・ネットワーク用デバイスを開発した。無線通信システムの技術革新などに伴い、多数のセンサを相互に接続した「センサ・ネットワーク」の構築が現実味を帯びている。同大学は、さまざまな分野でセンサ・デバイスの活用が進んだ時の回収や廃棄処理、環境汚染問題を念頭に置き、ナノペーパーのセンサ・デバイスとしての適性を評価した。電子回路のコンデンサとしての性能を評価したところ、静電容量がPET、ポリイミドなどの一般的なポリマー材料の3倍以上であるだけでなく、湿度センサとしても応用できることが確認された。印刷・塗布プロセスのみを使用して、ナノペーパー製コンデンサに加え、コイル・抵抗を実装した結果、湿度の変化に応じて無線信号が変化する新規センサ・デバイスに応用できることが明らかになった。紙と少量の金属・鉱石のみで構成されているため、土の中で40日後には総体積の95%以上が分解したという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 大阪大学 研究情報 ResOU |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 大阪大、土に還るセンサ・ネットワーク用デバイスを開発 |
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日付1 |
刊行日: 2019/12/05 |
要約 | 大阪大学は、セルロースナノファイバーから作製した透明な紙(ナノペーパー)を基板とする、センサ・ネットワーク用デバイスを開発した。無線通信システムの技術革新などに伴い、多数のセンサを相互に接続した「センサ・ネットワーク」の構築が現実味を帯びている。同大学は、さまざまな分野でセンサ・デバイスの活用が進んだ時の回収や廃棄処理、環境汚染問題を念頭に置き、ナノペーパーのセンサ・デバイスとしての適性を評価した。電子回路のコンデンサとしての性能を評価したところ、静電容量がPET、ポリイミドなどの一般的なポリマー材料の3倍以上であるだけでなく、湿度センサとしても応用できることが確認された。印刷・塗布プロセスのみを使用して、ナノペーパー製コンデンサに加え、コイル・抵抗を実装した結果、湿度の変化に応じて無線信号が変化する新規センサ・デバイスに応用できることが明らかになった。紙と少量の金属・鉱石のみで構成されているため、土の中で40日後には総体積の95%以上が分解したという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】大阪大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】大阪大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
ごみ・リサイクル 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 湿度センサ、大阪大学、環境汚染、コンデンサ、デバイス、無線通信、セルロースナノファイバー、ナノペーパー、廃棄処理、電子回路 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104767 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/12/13 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28421 |
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