琵琶湖博物館を中心とする研究グループは、滋賀県近江八幡市にある「西の湖」でフィールド調査を行い、ヨシ群落1 haあたりの年間「花粉生産量」を推定した。「西の湖」は、琵琶湖周辺における戦後の干拓事業などを経て、残存している内湖(うちこ)のひとつで、100 haを超えるヨシ群落が広がり、ラムサール条約湿地として登録されている。同研究グループは、同地のヨシ群落に調査プロット(3 m×3 m)を複数設置し、2016年と2017年に単位面積あたりの花序(花を付けた茎や枝)の数、花序あたりの小穂(花序を構成する最小単位)の数などを直接計測した。その結果、1 haのヨシ群落で1年間に生産されている花粉は、約9兆粒と推定され、イネ科草本群落に関する既往調査報告のオーダー(1~10兆粒)と近く、スギ・ヒノキ林などの森林とも同一オーダーの値(1~数10兆粒)となった。今回の推定結果は、「イネ科花粉症」対策の基礎データとして、人間活動に伴う「草地景観」の変遷を定量的に復元する研究に役立つ地域固有データとして、国内外での活用が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 琵琶湖博物館 ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 琵琶湖博物館など、実測データを用いてヨシ群落の「花粉生産量」を推定 |
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日付1 |
刊行日: 2019/12/26 |
要約 | 琵琶湖博物館を中心とする研究グループは、滋賀県近江八幡市にある「西の湖」でフィールド調査を行い、ヨシ群落1 haあたりの年間「花粉生産量」を推定した。「西の湖」は、琵琶湖周辺における戦後の干拓事業などを経て、残存している内湖(うちこ)のひとつで、100 haを超えるヨシ群落が広がり、ラムサール条約湿地として登録されている。同研究グループは、同地のヨシ群落に調査プロット(3 m×3 m)を複数設置し、2016年と2017年に単位面積あたりの花序(花を付けた茎や枝)の数、花序あたりの小穂(花序を構成する最小単位)の数などを直接計測した。その結果、1 haのヨシ群落で1年間に生産されている花粉は、約9兆粒と推定され、イネ科草本群落に関する既往調査報告のオーダー(1~10兆粒)と近く、スギ・ヒノキ林などの森林とも同一オーダーの値(1~数10兆粒)となった。今回の推定結果は、「イネ科花粉症」対策の基礎データとして、人間活動に伴う「草地景観」の変遷を定量的に復元する研究に役立つ地域固有データとして、国内外での活用が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】琵琶湖博物館 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】琵琶湖博物館 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 草地景観、湿地、花粉、ラムサール条約、琵琶湖、ヨシ、近江八幡市、花粉生産量、琵琶湖博物館、西の湖 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104998 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/01/10 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28577 |
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