神戸大学と理化学研究所の研究グループは、糖代謝を改変した大腸菌を用いて、ナイロンの前駆体となるムコン酸などを生産する技術を構築したと発表した。微生物を活用して、バイオマスに由来する糖から燃料やバイオプラスチック、医薬品原料などを生産する技術の確立が希求されている。しかし、微生物が関与するプロセスの開発においては、糖が増殖に偏って利用されてしまうことや、増殖を抑制する手段を講じることで微生物の活性が低下し、糖が変換されなくなるといったことがしばしば問題となっている。こうしたジレンマの解決に向けて、同研究グループは、リグノセルロース系バイオマスなどからも得られるグルコースを有用物質の生産に、キシロースを増殖・維持に使い分ける「代謝デザイン」を行い、それを大腸菌に施した。改変した大腸菌にムコン酸生産経路を導入した結果、対グルコース収率0.31(g/g-glucose)という成果が得られ、この代謝デザインはムコン酸以外の有用物質の生産性向上に役立つことが示されたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 神戸大学 研究ニュース 【オンライン情報源2】 理化学研究所 研究成果(プレスリリース) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 神戸大など、糖代謝を改変した大腸菌で有用物質を増産する技術を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2020/01/14 |
要約 | 神戸大学と理化学研究所の研究グループは、糖代謝を改変した大腸菌を用いて、ナイロンの前駆体となるムコン酸などを生産する技術を構築したと発表した。微生物を活用して、バイオマスに由来する糖から燃料やバイオプラスチック、医薬品原料などを生産する技術の確立が希求されている。しかし、微生物が関与するプロセスの開発においては、糖が増殖に偏って利用されてしまうことや、増殖を抑制する手段を講じることで微生物の活性が低下し、糖が変換されなくなるといったことがしばしば問題となっている。こうしたジレンマの解決に向けて、同研究グループは、リグノセルロース系バイオマスなどからも得られるグルコースを有用物質の生産に、キシロースを増殖・維持に使い分ける「代謝デザイン」を行い、それを大腸菌に施した。改変した大腸菌にムコン酸生産経路を導入した結果、対グルコース収率0.31(g/g-glucose)という成果が得られ、この代謝デザインはムコン酸以外の有用物質の生産性向上に役立つことが示されたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】神戸大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】神戸大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】理化学研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】理化学研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | バイオフリファイナリー技術、バイオマス、理化学研究所、ナイロン、神戸大学、大腸菌、未来社会創造事業、糖代謝、ムコン酸、地球規模課題である低炭素社会の実現 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105075 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/01/20 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28621 |
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