大阪府立大学は、微生物を生きたまま高密度集積する「光濃縮」基板を開発した。同大学は、2017年に生物化学と光工学を融合した先端技術分野に関するLAC-SYS研究所を創設し、レーザー光を使って生化学反応を促進する「光誘導加速システム」の基礎研究を開始した。2018年から国の戦略的な研究資金などを活用し、光が産み出す圧力と、光が発した熱により生じた対流を用いてナノ・マイクロスケールの生体試料を数分で集める「光濃縮」技術を実証している(Ueda,M et al., APL Photon. 2019)。今回、光の圧力のみで細菌を捕捉する技術の問題点を克服し、大規模濃縮を実現しつつ局所的な発熱による微生物の死滅を回避するために、水滴を鋳型としてポリマー膜に秩序ある細孔を創出し、表面全体に金属ナノ薄膜をコートした「ハニカム」様の新しい光濃縮基板をデザインした。実際にこの基板を作製し、20秒間レーザー光を照射して評価したところ、生存率80~90%で、細菌を高密度集積(10?~10? cells/cm?)できることが実証された。食品検査・環境技術やエネルギー変換などへの応用展開が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 大阪府立大学 プレスリリース 【オンライン情報源2】 大阪府立大学 プレスリリース(PDF) 【オンライン情報源3】 科学技術振興機構 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 阪府大、微生物を効率的に捕捉する「光濃縮」基板を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2020/03/02 |
要約 | 大阪府立大学は、微生物を生きたまま高密度集積する「光濃縮」基板を開発した。同大学は、2017年に生物化学と光工学を融合した先端技術分野に関するLAC-SYS研究所を創設し、レーザー光を使って生化学反応を促進する「光誘導加速システム」の基礎研究を開始した。2018年から国の戦略的な研究資金などを活用し、光が産み出す圧力と、光が発した熱により生じた対流を用いてナノ・マイクロスケールの生体試料を数分で集める「光濃縮」技術を実証している(Ueda,M et al., APL Photon. 2019)。今回、光の圧力のみで細菌を捕捉する技術の問題点を克服し、大規模濃縮を実現しつつ局所的な発熱による微生物の死滅を回避するために、水滴を鋳型としてポリマー膜に秩序ある細孔を創出し、表面全体に金属ナノ薄膜をコートした「ハニカム」様の新しい光濃縮基板をデザインした。実際にこの基板を作製し、20秒間レーザー光を照射して評価したところ、生存率80~90%で、細菌を高密度集積(10?~10? cells/cm?)できることが実証された。食品検査・環境技術やエネルギー変換などへの応用展開が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】大阪府立大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】大阪府立大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】科学技術振興機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】科学技術振興機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 金属ナノ薄膜、環境技術、細菌、大阪府立大学、エネルギー変換、食品検査、光濃縮、光誘導加速システム、レーザー光、ハニカム |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105585 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/03/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28995 |
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