九州大学の研究チームは、バラタナゴ類のDNA簡易判別ツールを開発し、市民団体が活用しやすい仕組みを整備したと発表した。日本に生息するバラタナゴ類のうち、在来種であるニッポンバラタナゴの保全・保護においては、外来種であるタイリクバラタナゴの侵入に加え、同種が外来種と容易に交雑してしまうため、純系が識別しづらいことなどが課題となっている。これまでニッポンバラタナゴと外来種は、多くの場合、ミトコンドリアDNA(mtDNA)の塩基配列を読み取ることで識別されてきたが、mtDNAは母系由来であるため、交雑個体を判別しきれずに、外来種侵入の過小評価につながる可能性があった。同研究チームは、mtDNAだけでなく核DNAを分析することで、両親の情報を読み取ることを可能とし、個体レベルでの雑種判定を可能とした。また、両種の特異的なDNA断片のみを増幅させ、電気泳動で確認する手法であるため、簡便かつ市民団体でも依頼できる価格での分析が可能であるという(2019年10月2日付け特許出願、西日本技術開発(株)とライセンス契約による)。
情報源 |
【オンライン情報源1】 九州大学 NEWS |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 九大、ニッポンバラタナゴの保護に役立つDNA簡易判別ツールを開発 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2020/04/14 |
要約 | 九州大学の研究チームは、バラタナゴ類のDNA簡易判別ツールを開発し、市民団体が活用しやすい仕組みを整備したと発表した。日本に生息するバラタナゴ類のうち、在来種であるニッポンバラタナゴの保全・保護においては、外来種であるタイリクバラタナゴの侵入に加え、同種が外来種と容易に交雑してしまうため、純系が識別しづらいことなどが課題となっている。これまでニッポンバラタナゴと外来種は、多くの場合、ミトコンドリアDNA(mtDNA)の塩基配列を読み取ることで識別されてきたが、mtDNAは母系由来であるため、交雑個体を判別しきれずに、外来種侵入の過小評価につながる可能性があった。同研究チームは、mtDNAだけでなく核DNAを分析することで、両親の情報を読み取ることを可能とし、個体レベルでの雑種判定を可能とした。また、両種の特異的なDNA断片のみを増幅させ、電気泳動で確認する手法であるため、簡便かつ市民団体でも依頼できる価格での分析が可能であるという(2019年10月2日付け特許出願、西日本技術開発(株)とライセンス契約による)。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 核DNA、外来種、在来種、交雑、市民団体、識別、特許出願、ミトコンドリアDNA、バラタナゴ類、タイリクバラタナゴ |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105888 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/04/20 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29306 |
---|