欧州化学物質庁、マイクロプラスチックの添加制限に向けて協議

欧州化学物質庁(ECHA)は、欧州連合(EU)市場と欧州経済領域(EEA)市場の製品に対して、重量の0.01%を超えるマイクロプラスチックの添加に関する制限を2019年1月に提案した。同庁のリスク評価委員会(RAC)は、同提案は適切であるとし、以下を勧告した。1)規制対象から除外される生分解性ポリマーについては、生分解性であることを示すためのより厳しい試験・合格基準を推奨する。2)人工芝用ゴムチップの充填材としてのマイクロプラスチックは、6年間の移行期間を経て完全禁止することを推奨する。3)マイクロプラスチックの下限サイズを100ナノメートルにする提案に関しては、他の方法でも制限できるため必要ない。今後協議を経て2020年末までに意見をまとめた後、「化学物質の登録、評価、認可及び制限に関する規則(REACH)」に関する決定が行われる。人工芝のマイクロプラスチックも含めて規制することになれば、20年間で約50万トンのマイクロプラスチックの放出を防げる可能性がある。

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