京都大学のJST「さきがけ」研究者を中心とする研究グループは、頑健な植物共生システムの設計に向けた「コア共生微生物」探索技術の開発(領域:ライフイノベーション、採択年度:平成28年度)における異分野融合研究の成果を発表した。同研究グループは、1種の微生物にあらゆる機能を盛り込んだとしても効率的かつ安定的に機能する生物システムを構築することはできないという作業仮説に基づき、多種多様な微生物システムを設計する包括的な技術の構築を試みた。微生物学・ゲノム科学・理論生態学・ネットワーク科学の融合により、生態系全体の機能を最大化する上で最も重要な微生物(以下「機能コア微生物」)を膨大な候補種の中から見つけ出す「計算式(探索アルゴリズム)」を導き出すことに成功した。また、機能コア微生物を接種すると植物の乾物重量が増大することが分かっており、機能コア微生物叢の設計手法や、それらを用いた生態系管理技術も構築できていることから、農業・医療・工業への応用展開が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 京都大学 研究成果 |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 京大など、生態系の核となる微生物の探索・利活用技術を創出 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2020/06/26 |
要約 | 京都大学のJST「さきがけ」研究者を中心とする研究グループは、頑健な植物共生システムの設計に向けた「コア共生微生物」探索技術の開発(領域:ライフイノベーション、採択年度:平成28年度)における異分野融合研究の成果を発表した。同研究グループは、1種の微生物にあらゆる機能を盛り込んだとしても効率的かつ安定的に機能する生物システムを構築することはできないという作業仮説に基づき、多種多様な微生物システムを設計する包括的な技術の構築を試みた。微生物学・ゲノム科学・理論生態学・ネットワーク科学の融合により、生態系全体の機能を最大化する上で最も重要な微生物(以下「機能コア微生物」)を膨大な候補種の中から見つけ出す「計算式(探索アルゴリズム)」を導き出すことに成功した。また、機能コア微生物を接種すると植物の乾物重量が増大することが分かっており、機能コア微生物叢の設計手法や、それらを用いた生態系管理技術も構築できていることから、農業・医療・工業への応用展開が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】日本科学技術振興機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】日本科学技術振興機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | ネットワーク科学、生態系、微生物、共生、さきがけ、ライフイノベーション、異分野融合、微生物学、ゲノム科学、理論生態学 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106353 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/07/01 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29718 |
---|