長崎大学と米国・デラウェア大学の研究グループは、有明海の河口域から深海域までの全水域で長期の調査により、アカエイ(学名:Hemitrigon akajei)の繁殖生態と胎仔の発生、発達について解明した。エイ類は、世界で600種類以上が知られており、卵を産む「卵生種」と子宮で育てる「胎生種」がいる。胎生種のアカエイは、採集の際に頻繁に流産することや、胎仔の発達が劇的に速いことなどから繁殖生態は未解明であった。同研究グループは、アジア各国での漁獲圧の高まりからIUCN(国際自然保護連合)の評価では準絶滅危惧種(NT)に区分されているアカエイについて、繁殖生態の解明が急務であると考え、有明海で調査を続けていた。12年間で1,418匹に及ぶ調査の結果、交尾期は10月から4月までであるが、排卵は5月に集中していること、メスは体内に精子を貯蔵すること、小さな胎仔を数多く妊娠する繁殖戦略を持つことなどが明らかになった。沿岸環境や生物多様性の保全、胎生エイ類の繁殖に資す研究成果であるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 長崎大学 学術情報一覧 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 長崎大など、有明海の長期調査によりアカエイの繁殖生態などを解明 |
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日付1 |
刊行日: 2020/07/30 |
要約 | 長崎大学と米国・デラウェア大学の研究グループは、有明海の河口域から深海域までの全水域で長期の調査により、アカエイ(学名:Hemitrigon akajei)の繁殖生態と胎仔の発生、発達について解明した。エイ類は、世界で600種類以上が知られており、卵を産む「卵生種」と子宮で育てる「胎生種」がいる。胎生種のアカエイは、採集の際に頻繁に流産することや、胎仔の発達が劇的に速いことなどから繁殖生態は未解明であった。同研究グループは、アジア各国での漁獲圧の高まりからIUCN(国際自然保護連合)の評価では準絶滅危惧種(NT)に区分されているアカエイについて、繁殖生態の解明が急務であると考え、有明海で調査を続けていた。12年間で1,418匹に及ぶ調査の結果、交尾期は10月から4月までであるが、排卵は5月に集中していること、メスは体内に精子を貯蔵すること、小さな胎仔を数多く妊娠する繁殖戦略を持つことなどが明らかになった。沿岸環境や生物多様性の保全、胎生エイ類の繁殖に資す研究成果であるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】長崎大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】長崎大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】デラウェア大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】デラウェア大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 生物多様性、IUCN、有明海、沿岸環境、アカエイ、繁殖生態、エイ類、胎生種、漁獲圧 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106673 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/08/04 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29990 |
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