世界気象機関(WMO)は、大気中の温室効果ガス濃度は記録的なレベルにあり、ロックダウンと経済の減速によって排出量は一時的には減少したが、今後も増加傾向が続く可能性が高く、世界の気温上昇を2℃または1.5℃以内に抑えるという目標を達成するための軌道には乗っていないと、複数の機関による共同報告書「United in Science 2020」で公開した。2020年のCO2排出量はCOVID-19の影響により、推定4~7%減少する見込みである。2020年4月のロックダウンのピーク時には、1日における世界のCO2排出量は2019年と比較して17%減少したが、それでも2006年の排出量と同レベルであった。2020年6月上旬までには、1日の排出量が2019年のレベルを1~8%下回る程度に戻った。地球温暖化を抑えるためには、私たちが直面しそうな将来の排出量と、目指さなければならない排出目標との差(排出ギャップ)を埋めなければならない。排出ギャップを埋めることはまだ可能だが、そのためには全ての国が緊急かつ協調した行動をとる必要がある。
情報源 |
【オンライン情報源1】 世界気象機関(WMO)プレスリリース 【オンライン情報源2】 United in Science 2020 |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 世界気象機関、気候変動はCOVID-19による経済の減速では止まらないと報告 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2020/09/09 |
要約 | 世界気象機関(WMO)は、大気中の温室効果ガス濃度は記録的なレベルにあり、ロックダウンと経済の減速によって排出量は一時的には減少したが、今後も増加傾向が続く可能性が高く、世界の気温上昇を2℃または1.5℃以内に抑えるという目標を達成するための軌道には乗っていないと、複数の機関による共同報告書「United in Science 2020」で公開した。2020年のCO2排出量はCOVID-19の影響により、推定4~7%減少する見込みである。2020年4月のロックダウンのピーク時には、1日における世界のCO2排出量は2019年と比較して17%減少したが、それでも2006年の排出量と同レベルであった。2020年6月上旬までには、1日の排出量が2019年のレベルを1~8%下回る程度に戻った。地球温暖化を抑えるためには、私たちが直面しそうな将来の排出量と、目指さなければならない排出目標との差(排出ギャップ)を埋めなければならない。排出ギャップを埋めることはまだ可能だが、そのためには全ての国が緊急かつ協調した行動をとる必要がある。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】世界気象機関(WMO) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】世界気象機関(WMO) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | |
キーワード | 排出ギャップ、地球温暖化、世界気象機関、CO2排出量、気温上昇、大気中、温室効果ガス濃度、COVID-19、ロックダウン、United in Science 2020 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107052 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2020/09/23 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=30311 |
---|