アメリカ航空宇宙局(NASA)は、融解した氷床が2100年までに世界の海面上昇にどのくらいの影響を与えるか新たな試算を行い、温室効果ガスの排出がこのまま続けば、海面を38cm以上上昇させる可能性があると報告した。これは、2019年に公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「海洋・雪氷圏に関する特別報告書」の予測と一致する。排出量が多いシナリオでは、グリーンランドの氷床がなくなることで2100年までに海面は約9cm上昇し、排出量の少ないシナリオでは約3cmの上昇となる。これは、産業革命前から現在までの約0.6cmの上昇を超える規模となる。南極に関しては、温かい海流が大きな浮氷棚の底を侵食して氷が失われる一方で、気温が上昇して降雪量が増加するために氷の量が増加する可能性があるため、海面水位を7.8cm減少させる変化から、30cm上昇させるものまで、より広い可能性が指摘された。これらの結果は、2022年に発表されるIPCC第6次報告書に役立てられる。
情報源 |
【オンライン情報源1】 アメリカ航空宇宙局(NASA)ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | アメリカ航空宇宙局、氷床の融解によって生じる2100年の海面上昇の予測を発表 |
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日付1 |
刊行日: 2020/09/17 |
要約 | アメリカ航空宇宙局(NASA)は、融解した氷床が2100年までに世界の海面上昇にどのくらいの影響を与えるか新たな試算を行い、温室効果ガスの排出がこのまま続けば、海面を38cm以上上昇させる可能性があると報告した。これは、2019年に公表された気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の「海洋・雪氷圏に関する特別報告書」の予測と一致する。排出量が多いシナリオでは、グリーンランドの氷床がなくなることで2100年までに海面は約9cm上昇し、排出量の少ないシナリオでは約3cmの上昇となる。これは、産業革命前から現在までの約0.6cmの上昇を超える規模となる。南極に関しては、温かい海流が大きな浮氷棚の底を侵食して氷が失われる一方で、気温が上昇して降雪量が増加するために氷の量が増加する可能性があるため、海面水位を7.8cm減少させる変化から、30cm上昇させるものまで、より広い可能性が指摘された。これらの結果は、2022年に発表されるIPCC第6次報告書に役立てられる。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】アメリカ航空宇宙局(NASA) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】アメリカ航空宇宙局(NASA) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | 政府間パネル、気候変動、温室効果ガス、海面上昇、南極、氷床、グリーンランド、産業革命、融解、アメリカ航空宇宙局 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107107 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2020/10/01 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=30364 |
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