北海道大学と釧路国際ウェットランドセンターの研究グループは、淡水藻類「マリモ」は極めて低い割合であるが、定期的に遊走子(胞子)を形成していることを明らかにした。マリモは国のレッドデータブックにおいて絶滅危惧I類に指定されている。個体数減少の要因解明や、保全に向けた調査研究が進められているが、マリモ集団の成長や繁殖にかかる報告・議論は少なかった。同研究グループは、2017・2018年の8月中旬から9月上旬にかけて、国内で球状のマリモ(以下「集合型」)が生育していることで知られる「阿寒湖」の5カ所でサンプル採取を行い、藻体を単離して遊走子形成の有無などを観察した。その結果、3カ所・2形態(集合型および岩石等に付着するタイプ)が遊走子形成能を有していることが分かり、遊走子を形成した藻体の割合は最大1.3%と見積もられた。貴重な観察結果に基づく新知見であり、遊走子が関与した同型世代交代型・生活環の姿や、生殖を伴わない成長(栄養成長)を支えるマリモ特有の繁殖実態が示唆されたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 北海道大学 新着情報 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 北大など、マリモの繁殖実態を解明 |
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日付1 |
刊行日: 2020/11/12 |
要約 | 北海道大学と釧路国際ウェットランドセンターの研究グループは、淡水藻類「マリモ」は極めて低い割合であるが、定期的に遊走子(胞子)を形成していることを明らかにした。マリモは国のレッドデータブックにおいて絶滅危惧I類に指定されている。個体数減少の要因解明や、保全に向けた調査研究が進められているが、マリモ集団の成長や繁殖にかかる報告・議論は少なかった。同研究グループは、2017・2018年の8月中旬から9月上旬にかけて、国内で球状のマリモ(以下「集合型」)が生育していることで知られる「阿寒湖」の5カ所でサンプル採取を行い、藻体を単離して遊走子形成の有無などを観察した。その結果、3カ所・2形態(集合型および岩石等に付着するタイプ)が遊走子形成能を有していることが分かり、遊走子を形成した藻体の割合は最大1.3%と見積もられた。貴重な観察結果に基づく新知見であり、遊走子が関与した同型世代交代型・生活環の姿や、生殖を伴わない成長(栄養成長)を支えるマリモ特有の繁殖実態が示唆されたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】北海道大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】北海道大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】釧路国際ウェットランドセンター 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】釧路国際ウェットランドセンター 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 北海道大学、生活環、胞子、釧路国際ウェットランドセンター、淡水藻類、遊走子、絶滅危惧I類、阿寒湖、栄養成長 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107500 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/11/18 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30706 |
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