神戸大学、パシフィックコンサルタンツ(株)および龍谷大学の研究グループは、環境DNA分析において水と「堆積物」のサンプルを併用し、採水量は「1.0 L程度」が効率的であることを明らかにした。同研究グループは、水などを採取するだけで大量の生物種データを取得できる「環境DNAメタバーコーディング分析(以下「環境DNA分析」)」における検出種数が水の採取場所や量などの影響を受けることから、実河川で「水と堆積物」のサンプルを採取し、環境DNA分析および魚類相の採捕調査データとの比較検証を行った。その結果、堆積物サンプルは採水位置によって検出種数・種組成に大きな差があることや、水のみ、あるいは堆積物のみから検出される種が存在することが分かり、水サンプルについては採水量1.0Lで検出できる種数が頭打ちとなること、採捕調査数よりも多くの種数が検出できることが確認された。個体数の少ない魚類1種は特定できなかったものの、さまざまな河川における適用検討を重ねることで、効率的な環境DNA採取方法の構築が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 神戸大学 研究ニュース 【オンライン情報源2】 龍谷大学 News |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 神戸大など、環境DNA採取方法の最適化につながる知見を発表 |
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日付1 |
刊行日: 2020/11/25 |
要約 | 神戸大学、パシフィックコンサルタンツ(株)および龍谷大学の研究グループは、環境DNA分析において水と「堆積物」のサンプルを併用し、採水量は「1.0 L程度」が効率的であることを明らかにした。同研究グループは、水などを採取するだけで大量の生物種データを取得できる「環境DNAメタバーコーディング分析(以下「環境DNA分析」)」における検出種数が水の採取場所や量などの影響を受けることから、実河川で「水と堆積物」のサンプルを採取し、環境DNA分析および魚類相の採捕調査データとの比較検証を行った。その結果、堆積物サンプルは採水位置によって検出種数・種組成に大きな差があることや、水のみ、あるいは堆積物のみから検出される種が存在することが分かり、水サンプルについては採水量1.0Lで検出できる種数が頭打ちとなること、採捕調査数よりも多くの種数が検出できることが確認された。個体数の少ない魚類1種は特定できなかったものの、さまざまな河川における適用検討を重ねることで、効率的な環境DNA採取方法の構築が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】神戸大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】神戸大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】パシフィックコンサルタンツ(株) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】パシフィックコンサルタンツ(株) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】龍谷大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】龍谷大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 種組成、堆積物、神戸大学、採取、パシフィックコンサルタンツ、龍谷大学、環境DNA、環境DNA分析、環境DNAメタバーコーディング分析、検出種数 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107607 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/12/02 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30793 |
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