(公財)日本野鳥の会は、日本では唯一湿地で繁殖するタカ科鳥類で、個体数の減少が懸念されるチュウヒ(学名:Circus spilonotus)の繁殖つがい数を報告した。環境省による既存文献や同会等へのヒアリング調査では、同種の繁殖個体数は2015年時点で80~90つがいと報告されている。しかし、2015年当時は同種の主たる繁殖地となっている北海道の繁殖状況が詳しく分かっていなかったことから、2018年から2020年の繁殖期(5~8月)に、同会が北海道全域を対象とする繁殖分布調査を行うとともに、同会会員や各地の鳥類専門家に本州以南の繁殖状況を直接ヒアリングした。その結果、道北地方のサロベツ原野周辺をはじめとする北海道内6地域で117つがい、東北から九州までの7県で19つがい、計136つがいが繁殖していることが確認された。今回の調査結果は、同種が日本最少レベルのタカ科鳥類であることを示すものであり、人為的な減少要因も明らかになりつつあるため、保護区の設置にかかる地域連携や、保護意識の醸成に向けた取組などの一層の推進が求められるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (公財)日本野鳥の会 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 野鳥の会、チュウヒの全国繁殖つがい数を精査 |
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日付1 |
刊行日: 2020/12/10 |
要約 | (公財)日本野鳥の会は、日本では唯一湿地で繁殖するタカ科鳥類で、個体数の減少が懸念されるチュウヒ(学名:Circus spilonotus)の繁殖つがい数を報告した。環境省による既存文献や同会等へのヒアリング調査では、同種の繁殖個体数は2015年時点で80~90つがいと報告されている。しかし、2015年当時は同種の主たる繁殖地となっている北海道の繁殖状況が詳しく分かっていなかったことから、2018年から2020年の繁殖期(5~8月)に、同会が北海道全域を対象とする繁殖分布調査を行うとともに、同会会員や各地の鳥類専門家に本州以南の繁殖状況を直接ヒアリングした。その結果、道北地方のサロベツ原野周辺をはじめとする北海道内6地域で117つがい、東北から九州までの7県で19つがい、計136つがいが繁殖していることが確認された。今回の調査結果は、同種が日本最少レベルのタカ科鳥類であることを示すものであり、人為的な減少要因も明らかになりつつあるため、保護区の設置にかかる地域連携や、保護意識の醸成に向けた取組などの一層の推進が求められるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(公財)日本野鳥の会 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(公財)日本野鳥の会 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 保護意識、北海道、地域連携、鳥類、日本野鳥の会、サロベツ原野、チュウヒ、繁殖個体数、繁殖つがい数、保護区設置 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107714 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/12/16 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30895 |
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