芝浦工業大学は、紙おむつの約20%を占める高吸収性樹脂(以下「SAP」)を石油由来からセルロース素材に切替え、上質パルプ(約50%)とともに生分解するプロセスを開発した。近年、乳幼児用・大人用「紙おむつ」の生産量・消費量の増加に伴い、一般廃棄物に占める「使用済み紙おむつ」の割合も増加傾向にある。2020年3月、環境省は「使用済み紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」を策定し、水溶化、構成素材の分離、回収によるリサイクル・燃料化を提唱している。同大学は、し尿を吸収し水分量が増えるSAPが焼却処理の効率を下げ、「紙おむつ」廃棄の隘路になっているととらえ、生分解性を有するカルボキシメチルセルロースと架橋剤となるエチレングリコールジグリシジルエーテルを合成したSAPを作製し、セルロース生分解経路を持つ合成微生物を添加して溶液化するプロセスを実験的に検証した。新規セルロース系SAPの吸水特性は従来品よりも優れており、固形分は12時間後に3 wt%(1.5 g/50 g)となり、樹脂以外の構成材の排水処理が可能になるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 芝浦工業大学 PRESS RELEASE |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 芝浦工大、「紙おむつ」の7割を溶液化するプロセスを開発 |
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日付1 |
刊行日: 2021/03/04 |
要約 | 芝浦工業大学は、紙おむつの約20%を占める高吸収性樹脂(以下「SAP」)を石油由来からセルロース素材に切替え、上質パルプ(約50%)とともに生分解するプロセスを開発した。近年、乳幼児用・大人用「紙おむつ」の生産量・消費量の増加に伴い、一般廃棄物に占める「使用済み紙おむつ」の割合も増加傾向にある。2020年3月、環境省は「使用済み紙おむつの再生利用等に関するガイドライン」を策定し、水溶化、構成素材の分離、回収によるリサイクル・燃料化を提唱している。同大学は、し尿を吸収し水分量が増えるSAPが焼却処理の効率を下げ、「紙おむつ」廃棄の隘路になっているととらえ、生分解性を有するカルボキシメチルセルロースと架橋剤となるエチレングリコールジグリシジルエーテルを合成したSAPを作製し、セルロース生分解経路を持つ合成微生物を添加して溶液化するプロセスを実験的に検証した。新規セルロース系SAPの吸水特性は従来品よりも優れており、固形分は12時間後に3 wt%(1.5 g/50 g)となり、樹脂以外の構成材の排水処理が可能になるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】芝浦工業大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】芝浦工業大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | ごみ・リサイクル |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | エチレングリコールジグリシジルエーテル、合成微生物、リサイクル、環境省、一般廃棄物、燃料化、紙おむつリサイクル、高吸収性樹脂、水溶化、カルボキシメチルセルロース |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 108571 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2021/03/17 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=31422 |
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