中国科学院(CAS)とジュネーブ大学の研究者を中心とする国際チームは、地球の「第三の極地」とも呼ばれるヒマラヤ山脈とチベット高原およびその周辺では、地球温暖化に伴って鉄砲水が3倍に増加する可能性があることを報告した。同地域では、現在、氷河の融解が急速に進み、氷河湖が急速に拡大・形成されている。ダムの決壊や越水によってこれらの氷河湖から水が突然放出されると、氷河湖決壊洪水が発生して下流の地域に深刻な被害をもたらすが、このような現象が、いつ、どこで発生するかを把握できていなかった。今回の研究では、急速に後退する氷河の前面にできる新しい氷河湖に伴うリスクに注目し、衛星画像と地形モデルを用いて、同地域に存在する約7,000の氷河湖のリスクを明らかにした。その結果、現在の氷河湖の6つに1つ(1,203個)が、下流の地域に対して高いリスクをもたらしており、ヒマラヤ東部および中部地域に該当する、中国、インド、ネパール、ブータンでは、特にリスクが高いことがわかった。
情報源 |
【オンライン情報源1】 中国科学院(CAS)ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 中国科学院、地球温暖化により「第三の極地」で鉄砲水の危険性が増加すると報告 |
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日付1 |
刊行日: 2021/05/08 |
要約 | 中国科学院(CAS)とジュネーブ大学の研究者を中心とする国際チームは、地球の「第三の極地」とも呼ばれるヒマラヤ山脈とチベット高原およびその周辺では、地球温暖化に伴って鉄砲水が3倍に増加する可能性があることを報告した。同地域では、現在、氷河の融解が急速に進み、氷河湖が急速に拡大・形成されている。ダムの決壊や越水によってこれらの氷河湖から水が突然放出されると、氷河湖決壊洪水が発生して下流の地域に深刻な被害をもたらすが、このような現象が、いつ、どこで発生するかを把握できていなかった。今回の研究では、急速に後退する氷河の前面にできる新しい氷河湖に伴うリスクに注目し、衛星画像と地形モデルを用いて、同地域に存在する約7,000の氷河湖のリスクを明らかにした。その結果、現在の氷河湖の6つに1つ(1,203個)が、下流の地域に対して高いリスクをもたらしており、ヒマラヤ東部および中部地域に該当する、中国、インド、ネパール、ブータンでは、特にリスクが高いことがわかった。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】中国科学院(CAS) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】中国科学院(CAS) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
自然環境 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | アジア:中国 |
キーワード | 地形モデル、地球温暖化、中国科学院、氷河、ダム、衛星画像、ジュネーブ大学、チベット高原、ヒマラヤ山脈、鉄砲水 |
言語1 | 中国語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 109150 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2021/05/17 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=31804 |
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