アメリカ国立科学財団が資金提供した研究において、抗生物質によってかく乱されたサンゴの一種(Astrangia poculata)の障害に関する調査が行われた。調査の結果、抗生物質に曝されたサンゴ粘液の微生物叢(=びせいぶつそう、マイクロバイオーム)の組成が大きく変化することが分かったが、抗生物質処理されたサンゴは、生息域の海水で2週間以内にすべて回復した。同研究は、サンゴがかく乱を受けても粘液のマイクロバイオームを回復できる可能性を示唆し、サンゴの健康なマイクロバイオームを取り戻すのに重要と思われる特定の微生物を同定し、藻類共生体による微生物の回復と環境変化への耐性について、これまで報告されていない役割を果たしている可能性を示している。熱による白化や病気が熱帯のサンゴに大きな脅威を与えている中、今回の研究は、熱帯のサンゴを対象とした他の研究とともに、サンゴの回復力を維持するマイクロバイオームの役割を明らかにするための大きな一歩となる。
情報源 |
【オンライン情報源1】 アメリカ国立科学財団(NSF)ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | アメリカ国立科学財団、サンゴの一種の研究成果が熱帯のサンゴの保護に役立つと報告 |
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日付1 |
刊行日: 2021/05/20 |
要約 | アメリカ国立科学財団が資金提供した研究において、抗生物質によってかく乱されたサンゴの一種(Astrangia poculata)の障害に関する調査が行われた。調査の結果、抗生物質に曝されたサンゴ粘液の微生物叢(=びせいぶつそう、マイクロバイオーム)の組成が大きく変化することが分かったが、抗生物質処理されたサンゴは、生息域の海水で2週間以内にすべて回復した。同研究は、サンゴがかく乱を受けても粘液のマイクロバイオームを回復できる可能性を示唆し、サンゴの健康なマイクロバイオームを取り戻すのに重要と思われる特定の微生物を同定し、藻類共生体による微生物の回復と環境変化への耐性について、これまで報告されていない役割を果たしている可能性を示している。熱による白化や病気が熱帯のサンゴに大きな脅威を与えている中、今回の研究は、熱帯のサンゴを対象とした他の研究とともに、サンゴの回復力を維持するマイクロバイオームの役割を明らかにするための大きな一歩となる。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】アメリカ国立科学財団(NSF) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】アメリカ国立科学財団(NSF) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
自然環境 健康・化学物質 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | アメリカ国立科学財団、白化、サンゴ、抗生物質、微生物叢、Astrangia poculata、サンゴ粘液、マイクロバイオーム、藻類共生体 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 109259 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2021/05/31 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=31907 |
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