神戸大学を中心とする研究グループは、特定外来生物「アルゼンチンアリ」の環境DNAを精度良く、効率的に検出する技術を開発した。同種は1993年頃に侵入した南米原産の小型アリで、定着の予防や根絶が困難な種と見られている。同大学は、今後の防除計画策定に役立てるために、アルゼンチンアリ以外のDNA配列が増幅されないようデザインしたリアルタイムPCRによる「検出アッセイ」を設計した。神戸市(ポートアイランドの公園)および京都市(伏見区の住宅地)を研究フィールドに選び、同地で採集した表土サンプルを用いて今回設計した手法を試行したところ、従来の捕獲(粘着トラップ調査)による生息域の把握と矛盾しない結果を得ることに成功し、アリ駆除剤の要否判断や計画的な散布などに活用できることが分かった。土壌サンプルによる環境DNA検出技術は、侵害性アリの防除の確度と効率を飛躍的に向上させる可能性を有しており、外来生物防除のモデル的な取組を支えるツールになるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 神戸大学 研究ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 神戸大、外来アリ防除の効率化に資する環境DNA検出技術を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2021/05/26 |
要約 | 神戸大学を中心とする研究グループは、特定外来生物「アルゼンチンアリ」の環境DNAを精度良く、効率的に検出する技術を開発した。同種は1993年頃に侵入した南米原産の小型アリで、定着の予防や根絶が困難な種と見られている。同大学は、今後の防除計画策定に役立てるために、アルゼンチンアリ以外のDNA配列が増幅されないようデザインしたリアルタイムPCRによる「検出アッセイ」を設計した。神戸市(ポートアイランドの公園)および京都市(伏見区の住宅地)を研究フィールドに選び、同地で採集した表土サンプルを用いて今回設計した手法を試行したところ、従来の捕獲(粘着トラップ調査)による生息域の把握と矛盾しない結果を得ることに成功し、アリ駆除剤の要否判断や計画的な散布などに活用できることが分かった。土壌サンプルによる環境DNA検出技術は、侵害性アリの防除の確度と効率を飛躍的に向上させる可能性を有しており、外来生物防除のモデル的な取組を支えるツールになるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】神戸大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】神戸大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 粘着トラップ調査、京都市、特定外来生物、アルゼンチンアリ、防除計画、リアルタイムPCR、検出アッセイ、神戸ポートランド、表土サンプル、防除履歴 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 109264 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2021/06/01 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=31920 |
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