新潟大、水電解に要するエネルギーの大幅な削減に成功

新潟大学は、水の電気分解に投入するエネルギーを世界最小レベルとし、効率的に「水素」を生成できる水電解セルを開発した。水の電気分解は、電極に印加する電圧と化学反応(2H2O→2H2+O2)の理論電圧との差(過電圧)によって進行するが、従来技術は酸素発生電極(陽極)側の過電圧が高く、エネルギー損失が大きいため実用化に至っていなかった。同大学は、高活性電極触媒の開発をブレークスルーの鍵ととらえ、電極材料として広く活用されている「多孔性ニッケル基板」を「チオ尿素」と焼成処理することで、酸素生成に有利な構造を創出した。透過型電子顕微鏡で観察した結果、多孔性ニッケル基板の表面には、窒化炭素に包含された硫化ニッケルの「ナノワイヤー」が形成されていることが確認された。また、アルカリ電解液を用いて、新規電極触媒を陽極とする水電解セルによる電気分解を行ったところ、過電圧は世界最高水準の酸素発生電極の15~20%程度に相当する32 mVであることが分かった。世界の高活性酸素発生触媒開発を先導する成果であるという。

配布情報

識別情報

メタデータの情報

関連するコンテンツ

  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。
  • 関連情報は見つかりませんでした。