環境省は、令和4年度までの対馬におけるカワウソの調査結果を公表した。平成29年2月に琉球大学が設置したセンサーカメラでカワウソが撮影されていた。その後、同省は5年以上にわたる継続的な生息状況調査を実施しており、今回、その結果をとりまとめた。文献や目撃情報等から、過去にも対馬にカワウソが生息していた時期があったと考えられていたことが確認された。痕跡発見地点の位置から、カワウソは対馬全島に少数生息しており、その一部個体は、直線距離で少なくとも10km程度移動している可能性があるとされた。また、平成29年から30年度にかけて採取された糞のDNA解析による個体識別の結果、オス2個体以上、メス2個体の生息が確認された。さらにミトコンドリアDNAハプロタイプ(片親由来の遺伝子の並び)は韓国南部のものと一致した。同省は、近年個体数が増加傾向にある韓国から散発的にユーラシアカワウソが何らかの手段で対馬に分散してきており、対馬において継続的に維持される個体群が形成されている状況にはないと推察している。今後はこれまで実施してきたカワウソの生息状況の詳細を把握するための集中的調査から、大きな状況の変化を監視するフェーズへ移行するという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境省 報道発表資料 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 対馬で撮影されたカワウソの正体は!?カワウソ調査結果 |
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日付1 |
刊行日: 2023/05/08 |
要約 | 環境省は、令和4年度までの対馬におけるカワウソの調査結果を公表した。平成29年2月に琉球大学が設置したセンサーカメラでカワウソが撮影されていた。その後、同省は5年以上にわたる継続的な生息状況調査を実施しており、今回、その結果をとりまとめた。文献や目撃情報等から、過去にも対馬にカワウソが生息していた時期があったと考えられていたことが確認された。痕跡発見地点の位置から、カワウソは対馬全島に少数生息しており、その一部個体は、直線距離で少なくとも10km程度移動している可能性があるとされた。また、平成29年から30年度にかけて採取された糞のDNA解析による個体識別の結果、オス2個体以上、メス2個体の生息が確認された。さらにミトコンドリアDNAハプロタイプ(片親由来の遺伝子の並び)は韓国南部のものと一致した。同省は、近年個体数が増加傾向にある韓国から散発的にユーラシアカワウソが何らかの手段で対馬に分散してきており、対馬において継続的に維持される個体群が形成されている状況にはないと推察している。今後はこれまで実施してきたカワウソの生息状況の詳細を把握するための集中的調査から、大きな状況の変化を監視するフェーズへ移行するという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】環境省 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】環境省 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | ハプロタイプ、韓国、糞、対馬市、琉球大学、ミトコンドリア、カワウソ、ユーラシアカワウソ、対馬、DNA解析 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 116221 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2023/05/12 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=35465 |
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