国内では地熱貯留層から取り出した蒸気を分離(熱水は地下に還元)して発電するフラッシュ発電方式が広く採用されているが、得られる蒸気や熱水の温度が低い場合は、その蒸気や熱水を用いて沸点の低い媒体を沸騰させ、その蒸気でタービンを回す「バイナリー発電」方式を導入することもある。―――エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、国内で地熱の採取を行う企業が発電所の建設に向け、金融機関から開発資金を借入れる場合、「地熱資源開発資金債務保証(以下『債務保証』)による支援を行っている。これまでバイナリー方式の案件としては、福島県福島市土湯温泉(400kW)、大分県玖珠郡九重町菅原地区(5,000kW)を採択してきた。今回、オリックス株式会社が間接的に100%の株式を保有するORジオ南茅部株式会社の南茅部地熱発電所(6,500kW)が営業運転を開始した。同社は、北海道函館市南茅部地域において地熱発電所の建設を計画し、2020年3月からJOGMECの債務保証による支援を受けて発電所の開発を進めてきた。ラインシャフト式ダウンホールポンプという熱水汲み上げ設備装置を本邦で初めて導入したバイナリー方式の発電施設となっている。発電所近隣の森林整備を行い、地域と連携しながら環境保全を図ることも視野に入れて、2024年5月1日より営業運転を始めている。なお、フラッシュ方式を含め、債務保証の支援により稼働に至った案件は6件にのぼる。
情報源 |
【オンライン情報源1】 エネルギー・金属鉱物資源機構 ニュースリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | バイナリー方式では国内最大規模!南茅部地熱発電所(JOGMEC支援案件) |
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日付1 |
刊行日: 2024/05/01 |
要約 |
国内では地熱貯留層から取り出した蒸気を分離(熱水は地下に還元)して発電するフラッシュ発電方式が広く採用されているが、得られる蒸気や熱水の温度が低い場合は、その蒸気や熱水を用いて沸点の低い媒体を沸騰させ、その蒸気でタービンを回す「バイナリー発電」方式を導入することもある。―――エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、国内で地熱の採取を行う企業が発電所の建設に向け、金融機関から開発資金を借入れる場合、「地熱資源開発資金債務保証(以下『債務保証』)による支援を行っている。これまでバイナリー方式の案件としては、福島県福島市土湯温泉(400kW)、大分県玖珠郡九重町菅原地区(5,000kW)を採択してきた。今回、オリックス株式会社が間接的に100%の株式を保有するORジオ南茅部株式会社の南茅部地熱発電所(6,500kW)が営業運転を開始した。同社は、北海道函館市南茅部地域において地熱発電所の建設を計画し、2020年3月からJOGMECの債務保証による支援を受けて発電所の開発を進めてきた。ラインシャフト式ダウンホールポンプという熱水汲み上げ設備装置を本邦で初めて導入したバイナリー方式の発電施設となっている。発電所近隣の森林整備を行い、地域と連携しながら環境保全を図ることも視野に入れて、2024年5月1日より営業運転を始めている。なお、フラッシュ方式を含め、債務保証の支援により稼働に至った案件は6件にのぼる。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】エネルギー・金属鉱物資源機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】エネルギー・金属鉱物資源機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
自然環境 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 地熱貯留層、バイナリー発電、函館市、フラッシュ発電、地熱資源開発資金債務保証、ORジオ南茅部、ラインシャフト式ダウンホールポンプ |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 120285 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2024/05/22 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=36551 |
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