船体に付着した生物(以下「付着生物」)は船舶の推進力低下(抵抗増加)を招くため、1960年代半ばから船底に防汚塗装を施し、燃費改善を図る船舶が増えた。しかし、防汚塗料は毒性が強いことから、効果的かつ安全、環境にやさしい付着阻害剤が希求されている。岡山大学の髙村准教授、門田教授、杉谷大学院生・森下大学院生(研究当時)および兵庫県立大学・頼末准教授らの研究グループは、「スカブロライドF」という天然有機化合物を合成し、それがタテジマフジツボの付着を阻害する効果を持つことを発見した。スカブロライドFはソフトコーラルから単離された微量成分で、タテジマフジツボのキプリス幼生に対する生物活性を評価したところ、関連化合物も含め、毒性を示さないことが確認された(DOI: 10.1039/d4ob00698d)。―――付着生物の越境移動に関する規制が国際的な合意事項となっている。GHG削減と生態系保全に資する、新たな付着防汚剤の開発に結びつくことを期待したい。
情報源 |
【オンライン情報源1】 岡山大学 プレスリリース 【オンライン情報源2】 兵庫県立大学 プレスリリース 【オンライン情報源3】 兵庫県立人と自然の博物館 新着情報(研究) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 船底塗装の革新に迫る!天然有機化合物でフジツボ付着防止 |
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日付1 |
刊行日: 2024/06/21 |
要約 |
船体に付着した生物(以下「付着生物」)は船舶の推進力低下(抵抗増加)を招くため、1960年代半ばから船底に防汚塗装を施し、燃費改善を図る船舶が増えた。しかし、防汚塗料は毒性が強いことから、効果的かつ安全、環境にやさしい付着阻害剤が希求されている。岡山大学の髙村准教授、門田教授、杉谷大学院生・森下大学院生(研究当時)および兵庫県立大学・頼末准教授らの研究グループは、「スカブロライドF」という天然有機化合物を合成し、それがタテジマフジツボの付着を阻害する効果を持つことを発見した。スカブロライドFはソフトコーラルから単離された微量成分で、タテジマフジツボのキプリス幼生に対する生物活性を評価したところ、関連化合物も含め、毒性を示さないことが確認された(DOI: 10.1039/d4ob00698d)。―――付着生物の越境移動に関する規制が国際的な合意事項となっている。GHG削減と生態系保全に資する、新たな付着防汚剤の開発に結びつくことを期待したい。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】岡山大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】岡山大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】兵庫県立大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】兵庫県立大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】兵庫県立人と自然の博物館 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】兵庫県立人と自然の博物館 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 自然環境 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | タテジマフジツボ、越境移動、燃費改善、GHG削減、生物活性、付着生物、防汚塗装、付着阻害剤、天然有機化合物、スカブロライドF |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 120536 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2024/06/25 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=36710 |
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