高度経済成長時代に「死の海」となった洞海湾で,平成4年に水質改善後初めて海藻の植生調査を行った。その結果,湾内全域で緑藻類が9種,褐藻類が8種,紅藻類が32種および藍藻類が1種の計50種の海藻が繁茂していた。湾奥部では緑藻類のアオノリ類とシオグサ類,湾央部ではシオグサ類とハネモ,若戸大橋下では褐藻類のワカメ,湾口部ではマクサやムカデノリなどの紅藻類が優占していた。海藻の出現状況から湾の水質をたどれば,明治・大正時代は富栄養域であったが,昭和8年には湾の約半分が腐水域となり,その後,腐水域はさらに広がったと推測される。平成4年の時点では湾奥部から若戸大橋下までは過栄養域,若戸大橋下から湾口部は弱過栄養域,湾口先端は富栄養域に改善されていた。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3004044_2005.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 30巻4号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 30巻4号, 44, (2005) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 56942 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2011/10/18 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |