千葉県内公共用水域の水質の常時監視では環境基準値を超過する事例があり,その多くはかんがい期であった。その原因を把握するため,連続してかんがい期に環境基準値を超過した県北部の小河川,染井入落を対象として水質,底質のダイオキシン類等の調査を実施し,以下の結果を得た。非かんがい期の水質のTEQは0.065から0.3pg-TEQ/Lと全域で低い値であった。しかし,かんがい期では1.0~4.2pg-TEQ/Lと高い値となり,流域全体が環境基準値以上の状態であった。非かんがい期と一変してかんがい期に高濃度状況になった主な原因は水田土壌流出,環境基準値を超過したかんがい用水流入,流量の増加による影響と考えられた。水田土壌が環境基準値の超過に大きく寄与していると推察された。底質のTEQは3.0から32pg-TEQ/gであり,その値は県内淡水域における底質の範囲内であった。対象流域において底質の著しい汚染は確認されなかった。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_3003008_2005.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 30巻3号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 30巻3号, 8, (2005) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 56948 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | 2011/10/18 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |