(独)理化学研究所と(株)カネカの共同研究グループは、植物を構成する成分であるリグニンの分解物を微生物に与えることで、バイオプラスチックの一種であるポリヒドロキシアルカン酸(PHA)を合成することに成功したと発表した。樹木に多く含まれるリグニンは分解性が低く、また分解後に得られるいくつかの分解物が微生物などへ毒性を示すなどの理由で、利用が困難であるとされてきた。同グループでは、PHAの生産株として有名な真正細菌「ラルストニア・ユートロファH16」が、4-ヒドロキシ安息香酸(4-HBA)など複数の芳香族化合物から、PHAを合成することを確認した。精製後に得られたPHAは、糖や植物油を原料として合成したPHAに比べ、分子量がやや低いものの、フィルムなどのプラスチック製品として利用可能な物性を示したという。今回の成果は、リグニン分解物を含む製紙工場などの廃液利用へも応用が可能で、幅広いバイオリファイナリー技術と融合することにより、新たなバイオマス産業の構築が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (独)理化学研究所 プレスリリース 【オンライン情報源2】 (独)理化学研究所 60秒でわかるプレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | (独)理化学研究所など、リグニンを原料としたバイオプラスチックの合成に成功 |
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日付1 |
刊行日: 2014/03/29 |
要約 | (独)理化学研究所と(株)カネカの共同研究グループは、植物を構成する成分であるリグニンの分解物を微生物に与えることで、バイオプラスチックの一種であるポリヒドロキシアルカン酸(PHA)を合成することに成功したと発表した。樹木に多く含まれるリグニンは分解性が低く、また分解後に得られるいくつかの分解物が微生物などへ毒性を示すなどの理由で、利用が困難であるとされてきた。同グループでは、PHAの生産株として有名な真正細菌「ラルストニア・ユートロファH16」が、4-ヒドロキシ安息香酸(4-HBA)など複数の芳香族化合物から、PHAを合成することを確認した。精製後に得られたPHAは、糖や植物油を原料として合成したPHAに比べ、分子量がやや低いものの、フィルムなどのプラスチック製品として利用可能な物性を示したという。今回の成果は、リグニン分解物を含む製紙工場などの廃液利用へも応用が可能で、幅広いバイオリファイナリー技術と融合することにより、新たなバイオマス産業の構築が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(独)理化学研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(独)理化学研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】(株)カネカ 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(株)カネカ 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 微生物、バイオマス、カネカ、理化学研究所、植物、リグニン、バイオプラスチック、PHA、ポリヒドロキシアルカン酸 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 79994 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/04/03 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=13181 |
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