日本電気(株)(NEC)は、非食用植物資源のセルロースを主成分に用いた高機能バイオプラスチックを、低エネルギーで製造できる技術を開発したと発表した。同社が2010年に開発したバイオプラスチックは、有機溶媒にセルロースを溶解させ、他の成分と反応させて樹脂化することにより製造されていたため、生成樹脂を分離するための大量の溶媒が必要となり、製造エネルギーが大きく、低コスト化しにくいという課題があった。今回新たに開発した製造技術は、原料のセルロースをゲル状に有機溶媒で膨らませた状態にした上で、変性カルダノールと酢酸を2段階で結合して樹脂を合成するもので、溶液からの沈殿分離などによって生成樹脂を容易に回収できる。また、ほぼ常圧・中温(100℃以下)での反応条件を達成するとともに、合成に必要な溶媒量の大幅な削減(従来の約90%減)を実現する。これらにより、従来に比べ、約1/10の製造エネルギー(CO2排出量)で製造が可能になることから、将来量産を行う際には、製造コストの大幅な削減が期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 日本電気(株) プレスリリース 【オンライン情報源2】 (独)科学技術振興機構(JST) 共同発表 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 日本電気(株)、非食用原料のセルロース系バイオプラスチックを低エネルギーで製造できる技術を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2014/05/08 |
要約 | 日本電気(株)(NEC)は、非食用植物資源のセルロースを主成分に用いた高機能バイオプラスチックを、低エネルギーで製造できる技術を開発したと発表した。同社が2010年に開発したバイオプラスチックは、有機溶媒にセルロースを溶解させ、他の成分と反応させて樹脂化することにより製造されていたため、生成樹脂を分離するための大量の溶媒が必要となり、製造エネルギーが大きく、低コスト化しにくいという課題があった。今回新たに開発した製造技術は、原料のセルロースをゲル状に有機溶媒で膨らませた状態にした上で、変性カルダノールと酢酸を2段階で結合して樹脂を合成するもので、溶液からの沈殿分離などによって生成樹脂を容易に回収できる。また、ほぼ常圧・中温(100℃以下)での反応条件を達成するとともに、合成に必要な溶媒量の大幅な削減(従来の約90%減)を実現する。これらにより、従来に比べ、約1/10の製造エネルギー(CO2排出量)で製造が可能になることから、将来量産を行う際には、製造コストの大幅な削減が期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】日本電気(株) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】日本電気(株) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】(独)科学技術振興機構(JST) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(独)科学技術振興機構(JST) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | エネルギー消費量、NEC、日本電気、バイオマス、セルロース、CO2排出量、バイオプラスチック、植物資源、非食用、製造 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 80343 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/05/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=13467 |
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