九州大学は、名古屋大学との共同研究により、燃料電池の白金極を超える水素酵素(ヒドロゲナーゼ)S-77電極を開発したと発表した。水素と酸素から電気エネルギーを作り出す燃料電池は、廃棄物として水しか排出しないことから、クリーンな次世代発電デバイスとして期待されている。しかし、電極触媒には高価で資源量が限られる白金が使用されており、その代替触媒の開発が待たれている。自然界では、ヒドロゲナーゼが白金と同様に水素から電子を取り出しており、白金に優る能力を持つと期待されているが、酸素に対する不安定さにより燃料電池への応用はこれまで達成されていなかった。今回、研究グループでは、酸素に安定なヒドロゲナーゼS?77を阿蘇山で発見し、燃料電池の電極(アノード)の触媒として白金をはるかに超える性能を示すことを明らかにした。今回の研究による成功により、今後様々なヒドロゲナーゼをアノード触媒とした研究、および機能モデルの研究が大きく促進されることが期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 九州大学 プレスリリース(PDF:504KB) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
タイトル | 九州大学など、燃料電池の白金極を超える水素酵素電極を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2014/06/04 |
要約 | 九州大学は、名古屋大学との共同研究により、燃料電池の白金極を超える水素酵素(ヒドロゲナーゼ)S-77電極を開発したと発表した。水素と酸素から電気エネルギーを作り出す燃料電池は、廃棄物として水しか排出しないことから、クリーンな次世代発電デバイスとして期待されている。しかし、電極触媒には高価で資源量が限られる白金が使用されており、その代替触媒の開発が待たれている。自然界では、ヒドロゲナーゼが白金と同様に水素から電子を取り出しており、白金に優る能力を持つと期待されているが、酸素に対する不安定さにより燃料電池への応用はこれまで達成されていなかった。今回、研究グループでは、酸素に安定なヒドロゲナーゼS?77を阿蘇山で発見し、燃料電池の電極(アノード)の触媒として白金をはるかに超える性能を示すことを明らかにした。今回の研究による成功により、今後様々なヒドロゲナーゼをアノード触媒とした研究、および機能モデルの研究が大きく促進されることが期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 燃料電池、白金、電極、触媒、九州大学、名古屋大学、ヒドロゲナーゼ、水素酵素 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 80630 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/06/06 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=13671 |
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