世界気象機関(WMO)の気候委員会は、科学者らが気象や気候の観測及び過去との比較に使用する気候基準値を、10年ごとに更新する平年値と長期観測用安定基準との2本立てとするよう提言した。気候は年ごとに異なるため、気温、降水量その他の変数を過去と比較するための基準として、30年間の平均を平年値としている。平年値の更新は30年に一度で、現在の公式の平年値は1961~90年の平均である。しかし、地球の気候変化が速くなり、新しいデータの需要があるため、1981~2010年の30年間について算定した独自の平年値を使用している国も多い。このため、研究者や気象サービス機関によって基準値が異なることがあり、一貫した比較がむずかしくなっている。この問題を受け、気候委員会は各国政府に対し、10年ごとに更新する平年値を汎用目的の新たな世界基準とし、同時に1961~90年の平均を長期的な気候変動に関する安定的な基準として維持することを提言した。この技術規則改正案は、2015年開催の世界気象会議で審議、採択される予定である。
情報源 |
【オンライン情報源1】 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 世界気象機関、気候基準値を、気候変化のペースに合わせ汎用と長期変動用の2本立てとするよう提言 |
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日付1 |
刊行日: 2014/07/09 |
要約 | 世界気象機関(WMO)の気候委員会は、科学者らが気象や気候の観測及び過去との比較に使用する気候基準値を、10年ごとに更新する平年値と長期観測用安定基準との2本立てとするよう提言した。気候は年ごとに異なるため、気温、降水量その他の変数を過去と比較するための基準として、30年間の平均を平年値としている。平年値の更新は30年に一度で、現在の公式の平年値は1961~90年の平均である。しかし、地球の気候変化が速くなり、新しいデータの需要があるため、1981~2010年の30年間について算定した独自の平年値を使用している国も多い。このため、研究者や気象サービス機関によって基準値が異なることがあり、一貫した比較がむずかしくなっている。この問題を受け、気候委員会は各国政府に対し、10年ごとに更新する平年値を汎用目的の新たな世界基準とし、同時に1961~90年の平均を長期的な気候変動に関する安定的な基準として維持することを提言した。この技術規則改正案は、2015年開催の世界気象会議で審議、採択される予定である。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】世界気象機関(WMO) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】世界気象機関(WMO) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | |
キーワード | 世界気象機関、WMO、気候、基準値、気象、気候変動 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 81094 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2014/07/16 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=13936 |
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